下記のことでもうひとつ大事なことを書き忘れてました。
それはレーベルの意味がなくなること。
そもそもレーベルとは何のためにあるのか?
資金の少ない人のために録音、プロモーション等々の経費を立て替え、販売を代行する、その代わりに利益を得る立場の団体がレーベルなのか?
もしそうだとしたら、今の時代全く意味がない。
プロモーションなんて、雑誌媒体など今までのメディアが崩壊していて、しかもネットで誰でも効果的に自分を売り込むことが出来るこの時代、他人が手を貸すなんてことは全く意味がない。
経費のことも、DIY STARSのようにミュージシャン自身が自分の曲を中間業者なしに簡単に売ることが出来れば、これも他人に頼ることは無いだろう。
今までだってレーベルとは言いながらも、実は録音やギャラの経費を全部出しているところの方が少ないのだ。
そういうことが当たり前になってないのが今の現状。
ちなみにうちはギャラはともかく(現物支給の時もあります。しかし大体そこそこの金額を払ってるつもり。)経費は100%払ってる。(うわぁ、言い訳だな。)
じゃレーベルの持つ意味は?全くないと言わざるをえない。
F.M.N.はインディーズというよりは全くの個人レーベルです。
自分の好きな、聴きたいものを自分で出す、そのためにやり出したこと。
しかしレーベルであることは間違いない。レーベルであることから逃げ出すことは出来ない。
さぁ、どうしよう。どうするべきか。
個人的っていうのが重要だと思います。
諸刃の刃でもありますが。
音楽家と聴き手がダイレクトにやり取りする事は、
画期的と思いますが、
演奏者でないものが音楽にかかわる時に、
大袈裟な主張でなくても、
何かサムシングがあるのが好きなんであります。
例えばふちふなのように自分たちのレコードを自分たちで作って、そして自分たちで売るのが俺もベストだとずっと思っています。それは、10年以上も前からずっと思ってます。
>じゃレーベルの持つ意味は?全くないと言わざるをえない。
でも、あると思いますよ。最近の広重さんのblogを読んだときも同じことを感じたけれど、「意味」はありますよ。それは、自分たちが一番分かっていることだと思います。ただ、「意味がある」と「必要がある」は違うかもしれんですけれどねぇ。
むしろ、この先のほうがレーベル持つ意味、よりましてくると思いますよ。プロデュースというよりはキュレートに近い感覚になるのかもしれないし、そうなるとより共同作業的になってくるような気もします。
結局、どんな仕事やプロダクトであれ、完全に個人で作るものの良さもあれば、複数の人たちの目や手を通過したものとの良さもあるとうことだと思います。